エネルギーと言っても肉体的なエネルギーというよりかは頭の中の独創力とでも言いましょうか。
わかりづらいと思いますが、わかる人にはわかってもらえるとちょっとだけ期待しています。
そういう独創力が切れかけたとき。
私がすることはまず何もしないでボーっとすることです。
でも、それがなかなかできません。
何もせずにボーっとすると知らない間に仕事のことを考えてしまっています。
これでは独創力が完全に切れてしまい、復活する余地がないからです。
だから、ボーっとするときは無心にならなければなりません。
もちろんこの無心が一番難しいのですが、稀に無心になり、ボーっとできるときが一瞬ですが、あります。
しかし、その無心の境地に辿り着かないとき、独創力を取り戻すためのもうひとつの方法は読書です。私の場合、読書をすると完全に入り込むため、一冊の本を読み終わるまで、本の中に入り込んでしまっています。
もちろん本を手放したとしても、読み終わるまでは無理です。さらにその内容に感動したりすると読み終わった後も本の中に入り込んだまま、なかなか出てくることができません。
そういう感動を味わったとき、ふと振り返ると完全に仕事のことを忘れ去っている瞬間があり、さらに作者からのエネルギーが伝わり、自分の独創力の器に充電されるような、そんな感覚に陥ります。
最近、この独創力がほぼ切れたことに気づき、立て続けに6冊ほど、一気に読んでしまいました。いわゆるマニュアル本なども含み、ジャンル問わずです。
ひすい こたろう
平野 秀典
藤沢 周平
船戸 与一
伊坂 幸太郎
などなど・・・。
特に最後の伊坂 幸太郎は最近お会いした業者の方が読んでいるということ、そして私と一緒に仕事をしている人も読んでいるということ、さらに先日確か直木賞候補を辞退したという記事を読んで記憶に残っていたということが絡み、さらに幸運にもその本が身近にあったため、必然的に読むことになりました。
そして手に取った本の題名は
『砂漠』。
どうも読む前は難しそうな内容かなと思ったのですが、意外にもどちらかというと読み流すことのできるような文章構成で簡単に読むことができました。
特に麻雀を通して知り合いになっていく若者たちの一風変わった青春ストーリーを読み、なんとなく懐かしく感じました。
その理由は自分が大学生だったとき、やはり同じく下宿をしてほぼ毎日のように決まったメンバーで麻雀に明け暮れたからです。
その決まったメンバーの中でも麻雀を知らない私を引き込んだのは勝野君でした。彼は悪く言えば自分勝手で強引なところがある人間で彼の指導?により、私は麻雀生活のスタートを切ることになったのです。
そして、なるぴ。なるぴとはもちろん本名ではなく、神戸の鳴尾高校に通っていたということからこの名前がついています。
さらにハチ。彼は本名が蜂須賀。そこからきています。なぜかこいつは私とまったく同じ生年月日でした。
私を含んだこの4人でいったいどれくらいの麻雀を行ったか、およそ計算してみました。
大学1年生の中盤から急激に親密になり、3年生の終わりまで(なぜなら4年生は就職活動があるため、みんなばらばらに動くようになりました)のおよそ2年間半。
確か、その間の大学のテスト期間が3ヶ月間あったので、2年半から3ヶ月を引いて、およそ2年3ヶ月間。言い換えれば27ヶ月間、私たちは確か麻雀をやり続けました。
夕方の7時から朝の5時くらいまで。
ルールがサラリーマンルールではなく、展開が少し遅いルールであったため、およそ10時間で8回ほどの半チャンが行われた記憶があります。
要するにほぼ27ヶ月間、ほとんど毎日のようにこの4人のメンツで麻雀をやり続けたわけです。
もちろん休みもあったでしょう。一週間のうち、5日間行ったと考えると以下の計算が成り立ちます。
27ヶ月×30日×5÷7×8回=4628回
麻雀を知らない方たちはきっとそれがどうしたのと思うはずです。
そして麻雀を知っている人たちは、こいつら馬鹿だと思うはずです。
それくらいの回数、私たちはそれぞれの生活費をか◎て、死闘を繰り返しました。
そして、あるときふと思ったのです。
誰が一番勝っているんだろうかと。
私たちは毎日毎日必ずといっていいほど、現◎で清算していました。
だから誰が一番勝っているのかということがある日とても知りたくなったのです。
そこで、ついに日報を完成させ、そこに数字を書き込んでいきました。
およそ三ヶ月間たったでしょうか。
これだけの数字があればかなり真実に近いものを知ることができる。
そして電卓を手にし、三ヶ月間のデータを集計し、結果を出したところ・・・。
なんと、ほぼ全員が同じだったのです。
誰も勝ちもせず、誰も負けていなかった。
ただこの四人が飽きもせず、麻雀をやり続けただけなのでした。
その後、大学を卒業し、サラリーマンになった私は営業の職場ということもあり、付き合い麻雀に巻き込まれることがありましたが、決して負けることはありませんでした。しかし、よく考えれば、生活費をか◎て4628回もの回数を行っていたわけですから、当たり前といえば当たり前かもしれません。
すでに麻雀はおよそ15年以上もやっていませんが、大きく分けると二つのタイプに分かれます。
ひとつは麻雀をこよなく愛し、麻雀の手を完成させるために麻雀をするやつ。
そしてもうひとつは勝つための麻雀をするやつです。
今は昔、残りの3人は上司(取締役、部長、課長)を含めて麻雀をやったとき、課長が本気になって怒り始めたときがありました。これは私が後者の打ち方をしたためです。そのため、課長の手が崩れ、怒り始めたわけです。
なぜかそれ以来、馬鹿らしくなりサラリーマン麻雀はやらなくなりました。
麻雀は同じ生活レベルでぎりぎりの生活費を◎け、真剣に戦いあうことのできる境遇の4人が集まったとき、たぶん一番没頭できるのではないかと思います。
おそらくその当時の私の独創力のエネルギー源は麻雀だったのかもしれません。
しかし、こればかりは一人ではできませんから、今は読書です。
そこの貴方、この本は面白いよっていうお勧めの本があればぜひコメントください。
お待ちしています。
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